医師転職支援サイト「エムスリーキャリア」の面談経験を公開します!

*このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。


医師としてのキャリアを見つめ直す中で、転職支援サイト「エムスリーキャリア」の面談を受けました。今回はその経験を詳しくシェアしたいと思います。

今年度から新しい病院での勤務が始まり、以前とは異なる環境に驚いています。現在の病院の入院患者・外来患者・内視鏡件数のいずれも少ないという楽な仕事と、定時帰宅の日々は前職では考えられなかったものです。
しかし、一方で給料は大幅に減少し、また仕事が楽すぎてモチベーションも低下・・・。
そのような中、自分に合った病院を見つけるために、今回医師転職サイトの力を借りることを決意しました。


サイトとしては大手のエムスリーキャリアを選びました。エムスリーのサイトは医学の新情報の取得のために普段から使っているので親近感がありました。
朝にサイト登録をしたら、すぐに希望業務、勤務エリア、希望年俸などに関する事前アンケートメールが来ました。項目が多かったため後で返信しようと思っていたところ、なんとサイト登録したその日の夜に電話が来ました!

電話面談で聞かれた内容と私の返答は次の通りです。

目次

1. 電話面談

  • 希望する勤務形態:常勤
  • 転職の理由:現在の病院では、私の希望する内視鏡治療(ESD)、IBD(Bio/JAK阻害剤を使用する患者)、癌化学療法の症例数が物足りない。給料面でも前職と比較して現在は下がっており、その点も改善したい。
  • 希望する業務内容:ESDを年間50例以上、IBD(Bio/JAK阻害剤を使用する患者)を年間20例以上、癌化学療法を年間20例以上など。
  • 夜間勤務について:当直は月1回まで、週末日直や内視鏡オンコールは可。
  • 通勤時間の希望:60分以内
  • 給料について:労働条件が現状と同じでも、給料が上がるならOK。
  • 訪問診療について:現時点では専門的な治療に注力したい。
  • 現職の不満点:仕事が楽すぎる。やりがいがない。

上記の事柄などを電話で30分ほど話しました。
この電話面談内容を踏まえ、後日に具体的な転職先病院候補のリストを提示してもらいながらZOOM面談を行うこととなりました。

2. ZOOM面談

  • 候補病院のリスト:病床数順にリストアップされた様々な病院が提示されました。
  • 医局の関連病院への転職:不可(医局の制度でこのようになっています・・・)
  • 若手医師への指導:やっても良い
  • QOLとやりがいのバランス:やりがいを優先。
  • 前病院での経験:EGDは週8件程度、CSは週6件程度、ESDは上部が年間20件弱、下部が年間20件強を経験。

現状では私の希望を全て満たす病院はないとのことなので、また後日ZOOM面談をすることになりました。

3. エムスリーキャリアの感想

エムスリーキャリアは担当者の対応は非常に親身で、私の話を深く理解しようとする姿勢が感じられました。

その一方で、初日の電話面談の際には他のスタッフの会話(おそらく相手は他の医師)が電話に紛れ込んでいたのが気になりました。
職場のオープンスペースの場所からの面談であったと思われ、プライバシーや集中の面で改善が望まれました。

なお後日のZOOM面談の際は個室であり、静かに集中して面談できました。

総合すると環境面での改善が必要な面はありますが、サービスの質は高いと感じました。

4. 最後に

転職エージェントとの面談を経験したことから、医師としての転職を考える際のポイントを共有したいと思います。

1. 自分のキャリアの目標を明確にする  

何のために転職を考えているのか、将来どんなキャリアを目指しているのかを面談前に明確にしておきましょう。これが明確であれば、エージェントとのコミュニケーションもスムーズになります。

2. 情報収集  

面談前には、希望の勤務地や給与、勤務形態など、具体的な条件をリストアップしておきましょう。また、これらの中から自分の優先順位を決めておきましょう。現実には自分の要求を全て満たす病院はなく、何かを妥協しないとならないと心得ましょう。

3. 面談時の心構え  

エージェントはあなたをサポートする存在ですが、最終的な決定は自分自身が行うものです。面談は自分の考えや希望をしっかり伝える場として活用しましょう。

最後に、転職は一生の中で数回の重要な決断の一つです。焦らず、しっかりと自分のキャリアを考える時間を持つことが大切です。

最後までお読みいただきありがとうございました!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

卒後15年超の消化器内科医です。
卒後は様々な市中病院で研鑽を積み,現在に至ります。

専門は早期がんの内視鏡治療,炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎やクローン病)の診療,消化器がんの化学療法(抗がん剤治療)です。消化器病学会専門医,消化器内視鏡学会専門医,総合内科専門医を所持しています。

このブログでは,一般の方向けの消化器疾患の説明と,消化器レジデント向けの論文の紹介をしています。

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次